『ナラタージュ』初日満足度ランキング１位を獲得

「ぴあ」調査による2017年10月6日、7日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、松本潤が主演を務め、有村架純、坂口健太郎と共演した『ナラタージュ』が第1位になった。

本作は、有村演じる女性・泉がかつての恋愛を回想する形式で語られるドラマで、教師に恋をしてしまった泉、妻帯者でありながら元教え子に惹かれていく教師・葉山(松本)、泉への恋心と嫉妬に揺れ動く大学生・小野(坂口)の抱えるどうしようもない感情が丁寧に描かれる。

出口調査では、本作が描く“一生に一度の恋”に胸をうたれた観客が多く「“嘘”がない。本当の純愛とはこういうことを言うんだと思った」「過去に付き合った人を思い出した」「ありふれた恋愛映画ではない」「3人の演技がとてもよかった」「登場人物の気持ちが十分に伝わってきた」「胸がしめつけられた」「恋愛に対して、いろいろな感情を抱いた」などの声が寄せられた。

また、本作は2006年版“この恋愛小説がすごい”の第1位に輝いた島本理生の同名小説を行定勲監督が映画化した作品で、原作のファンも多いが「原作を読んだときは共感できないところが多かったけれど、映画では人物の感情を深く理解することができた」「忠実に再現しつつオリジナリティがあった」など好評で、年齢層・性別問わず幅広い層から高い満足度を集めた。

(本ランキングは、10/6(金)、7(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)